課題
大型製品の上面塗装で、塗料の回り込みにより下面にも塗膜が付着してしまう

大型製品の塗装において、「上面のみに塗装を施したい」というご依頼をいただきました。当初は側面のみをマスキングする仕様で対応していましたが、吹付塗装の特性上、塗料が回り込み、塗装不要な下面にも塗膜が付着してしまう問題が発生しました。下面にもマスキングを追加することで付着は防止できますが、大物製品への全面マスキングは作業工数が大幅に増加し、剥がし工程も含めるとコスト面での負担が課題となっていました。特に大型部品では養生面積が広く、マスキングの追加対応は工期・コストの両面で現実的ではない状況でした。
工業吹付塗装.comなら、こう解決します!

静電塗装の特性を活用し、印加電圧を調整することで塗料の塗着範囲をコントロールする手法で対応しました。電圧を適切に下げることで塗料粒子の帯電量を制御し、下面への回り込みを抑制しました。追加のマスキング作業を行うことなく、上面への選択的な塗着を実現しました。マスキング工程の削減により、作業工数・材料コストの両面で改善が図られた事例です。静電塗装の電圧制御による塗着範囲の調整は、形状や塗装範囲に制約がある部品設計において有効な手法です。